2024年度 4月
2021年11月1日 仙川保育園
新型コロナウイルス感染者数が減少し、緊張感が和らいだ気がします。しかし英国の状況を見ると油断は禁物という感じがします。コロナに限らず冬に流行する風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎。感染対策をしっかりと行い、子どもたちはもとよりご家族の健康を守っていきましょう。
◎気温が低く乾燥しがちな冬は、子どもの肌はカサカサになりがちです。
先日の村上先生の園医健診でも肌に白く粉がふいていたり、ボリボリかいた痕があるお子さんが目立ちました。
◎乾燥肌は肌のバリア機能が壊れている状態です。。
私たちの肌は、表面から角質層→表皮→真皮の順に重なってできています。通常は、外側の角質層が垢となって正しいサイクルではがれることで、肌のうるおいを保ちます。。
しかし乾燥などの影響で、垢だけでなく表皮まではがれてしまい、肌の水分が蒸発してしまうのです。
◎冬は、体の表面の血行が悪くなり、皮脂などの天然分泌成分の分泌量も減ります。肌がカサカサになったり、発疹ができたりすることで、かゆみの原因となります。それを我慢できずにかいてしまうと、肌が荒れてばい菌が入ってしまいます。余計に肌が荒れて、悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。
①加湿器などを利用して湿度を40~60%に保ち空気の乾燥を防ぎましょう。
②お風呂の温度は39~41度程度のあまり熱くないお風呂に入るようにします。熱いお湯はかゆみの原因になってしまうので注意しましょう。
③石鹸は刺激の少ないものを選びます。ひどく肌が荒れている場合は刺激となる石鹸やボディーソープは使わずに、お湯だけで洗うようにしましょう。
④体の洗い方
乾燥肌の場合、お子さんの体をゴシゴシ洗うのは禁物です。タオルや垢すりは使わず、よく泡立ててから手で洗います。そして泡立てた石鹸をたっぷり体につけて、指の腹で洗いましょう。
⑤保湿ケアは「朝」と「夜」の1日2回行います。
お風呂上がりはすぐに保湿をします。
子どもの肌は大人より薄いので、よりしっかり保湿をしましょう。
分量は、ローションやクリームは1円玉くらい、チューブなら人さし指の指先から第一関節くらいの量が目安です。両手のひらに広げたら、ティッシュペーパーがくっつくほど全身にたっぷり塗ります。目や口の周りは特にやさしくていねいに塗りましょう。
子どもにスキンケアをしてあげることでスキンシップが生まれます。
親子のスキンシップは子どもの健やかな成長にもつながり、触れ合うことでお互いにハッピーホルモンといわれる「オキシトシン」が分泌されることが明らかになっています。忙しい毎日ですが大切なひと時を楽しみましょう。