2024年度 4月
2022年3月1日 仙川保育園
国内で初めて新型コロナ感染者が確認されたのは2020年1月15日。あれから3度目の春がやってきます。
感染が拡大、長引く中で仙川保育園も2月に休園する期間がありました。保護者の皆様にもご心配やご苦労をおかけしました。感染された方々が重症にならなかったことは本当に幸いでした。
心理学博士の掛札逸美さんは「感染症は誰のせいでもないし悪でもない。それだけ新型コロナウイルスの感染力が強いということ。人が辛いのは病気そのものより社会の繋がりが壊れていく怖さ、ダメージ。ワクチンを打つか打たないか、マスクをするかしないか、それで家族や友人が断絶していく。人はネガティブなストレスによって危機的な状況になっている。」と仰っています。
通常ではない今、誰の心も通常ではなくなっているかもしれません。通常ではない自分の心を受け止めて認め、相手の心も同様に辛いのだと認め合いながら前に進もうと思いました。
休園明けに保護者の皆様が園内の消毒や清掃に感謝や労いの言葉をかけてくださり、職員を気遣うお言葉を頂き心があたたかくなりました。コロナの影響で給食の食材が届かず、園長が何日か一人でスーパーに買い出しに行く姿を見ながら、今日も子どもたちが元気に給食を食べる通常を嬉しく思いました。
笑エピソード:3歳児クラスのAくんが看護師の手の絆創膏を見て「ここ、どうしたの?」と聞いてきました。「ころんじゃったの。」と答えると「あぶないよ、気をつけないとね。」と言ってくれました。