2024年度 4月
暦の上では間もなく春を迎えますが、寒さはまだまだ続きます。
子どもたちはかけっこをしたり砂場でままごと遊びに夢中になったりと、元気に外遊びを楽しんでいます。
1月は雪も降り、園庭には雪が積もっていました。子どもたちは、窓の外を嬉しそうに見ながら、「ゆきがっせん!ゆきがっせん!」の大合唱が起きていました。2階のテラスで雪合戦を楽しみました。自然の変化を感じながら身体をしっかり動かして遊んでいます。ドッジボールや縄跳びなど、今の時期ならではの体験をしっかりできるように保育を工夫していきます。
生活習慣の自立や意思表示が言葉や行動で、できるようになることに目を向け、子どもたち一人ひとりの成長の手助けをしていきます。
保育園生活も残りわずかとなった「ひまわり組」・・・卒園までの時間を大切に、楽しく過ごしていきます。在園児の子どもたちも進級を控え各年齢に応じて、それぞれ無理のないよう移行の準備を進めていきます。同時に感染予防として、手洗い・うがいを引き続き励行し、元気に過ごしていきます。ので、引き続き、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
園長 小野政志◎保育園のお手洗いを利用される方は、2階、すみれ組となりにあります、『だれでもトイレ』をご利用ください。
1階、玄関そばのトイレは、調理員以外は使用禁止となっております。
◎保育園の門扉解錠ボタンや暗証番号キー、登降園登録用のタッチパネルは、大きな事故や故障の原因になりますので、お子様に操作させないようにお願い致します
ご理解・ご協力よろしくお願い致します。
フランス民話「ふくろにいれられたおとこのこ」
山口智子:再話 堀内誠一:画
2月は鬼の絵本をたくさん読むかと思いますが、この鬼はフランスの鬼。男の子が鬼の袋に入れられてしまうのですが、隙を見つけて逃げ出します!
ハラハラ・ドキドキ。でも、さらりと鬼を退治していく男の子の姿が楽しいお話です。
先日行われたコマ大会。みんな、賞状をもらってほくほくしながらお家に帰る姿がとても可愛らしかったです♡そんなコマ大会では様々なドラマがありました。
3歳ちゅりっぷ組では、「みんなでコマにチャレンジ!」ということで、先生に手伝ってもらいながらも、コマを回せたことを喜び、みんな満足そうでした♪
4歳ゆり組では、3人ずつの勝負でトーナメント戦でした。勝負となると、子どもたちの緊張感が伝わってきます。緊張しすぎていつもの力が発揮できなかったり、逆にいつもうまく回せなかった子が上手に回せたり、目が離せない戦いでした。A君は、朝からコマ回し大会がちょっと不安。自信がないながらも気合を入れて挑戦したのですが、無念にもすべて負けてしまいました。泣いてしまうかと思いきや、ぐっとこらえて友だちの待つ席へ。仲良しのB君は、A君の気持ちを瞬時に感じ取り、戻ってきたA君の頭を無言で撫でてあげていました。そのやりとりの後、A君は気持ちを切り替えて応援する側になっていました。でも、だんだん悔しくなったのでしょう、静かに涙を拭いていたのです。勝負に負けて悔しい思いをすることも、A君にとっては、とても貴重な体験になったと確信した出来事でした。
5歳ひまわり組では、2人ずつの勝負でトーナメント戦でした。これもまた、敗者復活戦で勝ち進んだ子が上位3位に入賞し、一喜一憂する勝負となりました。中には、「私は慰める係なの」と、コマは回さないけれど、負けた子を励ます役割をしたり、「応援係」と言って応援に力を入れたりする子もいました。ちゃんと自分で決めた役割をまっとうし、自分なりにコマ大会に参加していました。
そして、勝っても負けても、友だちが勝負を終えると抱き合って雄姿をたたえ合う姿が印象的でした。自分のことだけでなく、友だちの頑張ったことや悔しい気持ちをしっかり受け止め合う姿は、さすが5歳さんだと、心の成長を感じます。最後は、優勝した子の表彰式。ちょうど折り紙で冠を作っていた子がいたので、優勝者には賞状だけでなく、冠までかぶらせてもらい、クラスの子どもたち全員からお祝いしてもらう素敵な式となり、勝っても負けても楽しいコマ大会となりました。
年齢が大きくなるにつれ、友だちの存在、なかまの存在がとっても大きくなりますね。進級まであと2か月。大切に過ごしていきたいと思います。