9月14日の運動会には多くの保護者の方に会場設営のお手伝をしていただき、又、子ども達の応援に沢山の方にお越し頂き本当にありがとうございました。当日は暑さを警戒していましたが、思ったより気温が上がらず運動会日和と喜んでいたところに雨が降り出すというアクシデントにみまわれ途中で中止にしようか迷う場面もありましたが、長くは降り続かず無事予定通りのプログラムを実施する事が出来ました。残暑に配慮し一部例年よりプログラム数を減らしての実行となりましたが、浮間東保育園の行事テーマでもある『深めよう親子の絆・親子で楽しむ運動会』は子ども達と保護者の方の笑顔を見ると達成されたのではないかと思います。プログラムを短縮するにあたっては、何にフォーカスしていったらいいのか職員間でしっかり話し合い、まずはみんなの憧れ年長組のソーラン・組体操・リレーと年中組のバルーンは必ず入れようという事になりました。後は“親子で楽しむ”という最大のテーマで各クラス子どもと大人が笑顔になれる競技を考えました。家族の楽しい思い出のワンシーンとして親子のコミュニケーションが深まる行事になっていれば嬉しいです。運動会終了後も、「バルーンやりたい」「リレーやりたい」と運動会熱が冷めやらぬ子ども達は、幼児クラス中心に混合ミニ運動会をして遊びました。
親子で歩くをたのしみませんか?
残暑もひと段落、つい数週間前までは登園時に大事そうにセミの抜け殻を手にしてきた子ども達も、最近ではどんぐりを手に登園する姿に変わってきました。歩いて出かけるのが気持ちいい季節になり、園では夏の間お休みしていた散歩を再開しています。
さて園庭で日々元気に走り回り、ツリーハウスや築山に上っている子ども達はさぞかし体力があるのだろうなと思っていたのですが、残念な事に散歩など歩くことがメインの取り組みでは早々に根を上げてしまう姿がみられます。保育の中から見えてくる子どもの姿を通しながら、『歩く』に着目してみました。
1.《走ると歩くの違い》
走る |
歩く |
◎全身を使う ◎気持ちを発散させながら自然に体が動く。 ◎自然に声が大きくなる(楽しい時・怒ってる時) |
◎全身を使う ◎周りを意識しながら、小さな事に気付いたりする。 ◎普通の声や・小さな声で会話する事が多くなる。 |
走る |
◎全身を使う ◎気持ちを発散させながら自然に体が動く。 ◎自然に声が大きくなる(楽しい時・怒ってる時) |
歩く |
◎全身を使う ◎周りを意識しながら、小さな事に気付いたりする。 ◎普通の声や・小さな声で会話する事が多くなる。 |
2.《歩く事は難しい》
子どもにとって、本能のままに突っ走る行動は簡単でも自己コントロールの必要な歩くという行動は難しいようです。室内は緊急性の無い限り歩くことが基本です。そこで保育者は子ども達にとって欲しい行動として、「歩く」という事を言葉で伝えていますが、年齢(歩き始めの0歳児クラスは別ですが)が低ければ低い程歩くという行動が長続きしません。又個人差も大きく歩く事を最後まで意識出来る子と途中で意識が本能に負けてしまうケースも少なくありません。
幼児クラスでは毎週水曜日に2グループに分かれ隔週でリズム遊びの縦割り交流を行っています。当然の事ながら、年齢が上がれば待つこと・体を使う事が上手になります。さらに、リズムの動きがきれいな子は、走る・歩くバランスが良く体幹が育っているので体のコントロールが上手です。又散歩に出かける中で、体幹のバランスのいい子ほど保育者の言葉がけをキャッチし、長い距離列を意識して歩けています。
3.《歩く事で育つ力》

◎体幹(筋力・バランス)の育ち
平坦な道ではなく、起伏のある道を選んで散歩に出かけましょう。起伏が多い程バランスが養えます。
◎心も体も健康に
歩く事は、脳にエンドルフィンという気持ちを前向きにして幸せな気持ちにさせてくれる物質が多く分泌されます。
歩く歩数が多い程その日一日がポジティブにハッピーな気分で過ごせることがカリフォルニア州立大学の研究で報告されているそうです。 又質の良い眠りにも繋がるそうですよ!
◎五感(見る・聞く・触れる・匂う・味わう)
五感を刺激する事で脳を刺激し、いろいろな事に気付くと同時に会話も弾みます。脳の活性化は学力に繋がる基本です。
歩く目安は『年齢×1㎞』といわれています。無理せず親子で楽しみながら、脳の活性化と体力の増進を図っていきましょう。 歩くテンポを変えながら、意識して歩く事で自己コントロールする力の育ちができていきますよ。
散歩の時には、歩くテンポを変えながら大人の歩調に合わせ歩くようにしてみましょう。又時に立ち止まって草花に触れたり、空を見上げたりして五感の刺激もしてあげましょう。(ゆっくり歩く事を意識してみて下さい。)