2024年度 4月
9月給食だより
年度の半分になり、夏バテで少し食べる量が減ったクラスもありましたが、少しずつ子どもたちも食欲が増してきました。9月1日は防災の日ですね!災害に備えているご家庭がたくさんいることでしょう。保育園でも、3食3日分を災害用に備蓄してあります。飲料水に種類はさまざまですが、アルファ米にカレールウ、蒲焼にやきとり、フルーツのミカン缶、プルーンにビスコやおせんべい、保存水や飲み水です。他にもふりかけや白米もあり、3日缶塩分も摂れるようになっています。防災の日にはお知らせいたします。今年も新型コロナウイルスの影響でなかなか食育がすすみませんが、季節を感じ、食を楽しめるように行事食も入れながら献立をくんでいます。お月見団子は喉に詰まらせる可能性がある為、提供できません。お彼岸の時にはおはぎを出してみたいと思います。もち米は喉に張り付くので、白米で作ります。小豆が苦手な子もいますが、見て感じてもらうために提供します。行事から小さな秋の発見があると嬉しいです。
日本で伝統的にはぐくまれた食文化を「和食」といいます。和食はどんなところが優れているのか、またどんな特徴があるのか見てみよう。
和食のメインは白米の「ごはん」です。そのほかに「汁物」と「主菜」「副菜」が並びます。
これらの4つの組み合わせを「一汁二菜」と呼びます。ごはんを中心におかずを組み合わせて食べる日本型の食事は、体に必要な栄養がまんべんなく摂れることから世界的に注目をされているそうです。
色のお皿に例えてみますと、ご飯は黄色いお皿、主菜は赤のお皿、副菜は緑のお皿、汁物が白のお皿になります。和食は4色揃うので本当にバランスがよいですね。給食でも主菜、副菜と分けていますが、お皿が2つに分かれていないので、汁物が多いものは2つにわけることをせず、主菜と副菜を1つにして量を増やして提供しています。中華や炒め煮などの場合が多いです。
和食の「主菜」「副菜」の調理には「煮る」「焼く」「蒸す」「茹でる」「和える」「揚げる」などの様々な方法があります。さらに季節の野菜や魚介類、海藻など、食材がとても豊富です。食材と調理法の組み合わせ次第で一年中バラエティに富んだ食材が作れます。また和食の特徴はかつお節や昆布、煮干しなどの食材から「だし」をとり、うま味を最大限に引き出すことです。だしのうま味で料理の味が引き立ち、素材そのもののおいしさが生きます。子どもたちに出汁のきいた食事に慣れてほしいため、保育園では昆布とあら削りの鰹2種類で早くから煮だしています。正しい味覚に近づけるように保育園でも努力してまいります。
人間が生きるのに必要な栄養素は、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素です。健康に生活するためにはバランスよく摂ることが大切です。和食の基本である「一汁二菜」はお米を中心として、魚や肉、野菜などをまんべんなく食べることができ、バランスよく摂るのに適した形だといわれています。また、肉やパンが中心の欧米型の食事に比べると脂質が少なく低カロリーです。