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給食だより
秋の深まりとともに、野山が赤や黄色に彩られる季節になりました。たくさんの美味しい旬のものが給食を盛り上げてくれています。これからの寒い季節を元気に過ごしてもらうため、安全で美味しい給食づくりを頑張ります。
さて、先月はお米について詳しくお話させていただきました。今月は牛乳についてお話したいと思います。
牛乳とは
一般的に牛乳類と呼ばれているものは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」及び「飲用乳の表示に関する公正競争規約」により、①牛乳②調整牛乳③低脂肪牛乳④無脂肪牛乳⑤加工乳(牛乳に乳・乳製品のみを加えたもの)⑥乳飲料(牛乳に乳・乳製品以外のものを加えたもの)の6種類に分類されます。
また、牛乳は生乳のみで作ることが定められています。そのため牛乳によって味がちがうと感じるのは、牛肉と同じよう牛の種類や飼料、生育環境などが違うからなのです。
牛乳は飲む時間によって、体への作用が違う!?
食べ物は食べる時間によって体への作用が異なる「時間栄養学」という考え方があります。牛乳は①朝飲むと睡眠の質をよくする②運動後に飲むと筋肉の回復が早くなり、熱中症の予防効果が期待される③夜飲むと骨の形成を促進するので子どもは成長の、大人は疲労回復の手助けとなるとされています。
牛乳の栄養について
残食の課題となっている牛乳は、子どもの成長に欠かせない栄養素がそろっています。特に有名なカルシウムは、同じ量の小魚を食べるよりも体が吸収してくれるので、給食室でも料理に使うことがよくあります。カルシウムの他にも、塩分の排出を促すカリウム、成長期に積極的に摂りたいビタミンB2やビタミンB12、ビタミンA、体内で生成できない必須アミノ酸などのタンパク質を多く含みます。また牛乳は加熱してもその栄養が失われることはほとんどありません。
牛乳の栄養について
牛乳が好きな子には…ホットミルク
砂糖以外にメープルシロップ、ココア、きな粉、ジャムなどを入れて、味の変化を楽しんで!体の中から温まって風邪知らずに。
牛乳がちょっぴり苦手な子には…ミルクフレンチトースト
たっぷりの牛乳と砂糖を、パンの中までしっかり浸したらバターで焼き上げて出来上がり!砂糖の甘さもパンの種類もすべて自分のお好みで。
牛乳が大嫌いという子には…スキムミルクを料理にちょい足し
カレーやハンバーグの肉だねなど料理に加えて味はそのまま栄養アップ!
旬の食材
【やさい】
春菊、長ネギ、ほうれん草、青梗菜、レタス、白菜、野沢菜、ブロッコリー、さつま芋、じゃがいも、安納芋、長芋、自然薯、ごぼう、生姜、人参、レンコン、ワサビ、カブ、銀杏、栗、アボカド
【魚】
秋刀魚、鯖、鰯、かわはぎ、こはだ、カレイ、鰹、鯵、ボラ、鯛
【果物】
みかん、レモン、ライム、文旦、スウィーティー、柚子、オレンジ、林檎、梨、柿、ラフランス、ザクロ、花梨、キウイフルーツ