運動会の熱気も一緒に連れながら、待ちに待った高尾山遠足。廊下に絵や写真が張り出されると関心をもって見るゆり組さん。事前にゆり・きく組で集まって山に登るに当たっての約束事など話、ドキドキとともにワクワクの子ども達。10月31(木)は天気にも恵まれ、無事に高尾山に行くことが出来ました。
登園・バス出発
いつもより静かな子ども達。期待と不安が入り混じっていたようです。登園した子から帽子にバンダナを装備し、いざ高尾山へ!!気持ちを高めていきました。愛情がこもったお弁当をバックに詰め、先生からの応援を胸にバスへ乗り込みました。沢山のお父さん・お母さん達がお見送りに来ていただき、とても嬉しそうな子ども達でした。バスの中ではハロウィンにちなんで、「トリックオアトリート」と言ってからアメを貰ったり、高尾山クイズもやりました。幻の花があったこと、高尾山には1600種類の植物が存在していることなど、問題を出していきました。
バスもスムーズで、あっという間に高尾山に到着。きく組さんと手をつなぎ、ケーブルカー乗り場へ向かいます。「お弁当はいつ食べるの」「早く登りたい」との声も。今日はたくさんのお客さんもおり、ちょっとケーブルカーを待つ時間はありましたが、上手に並んでいました。ケーブルカーでは自分の見える範囲で、景色を楽しんだり、電車同士がすれ違う所で「おおー」と感動する子といました。さる園・たこ杉などを通り過ぎ、4号路の入り口へ。園長先生から最後の山の約束を聞いて さあ出発!!きく・ゆりの順で出発しました。
登山4号路
天候の影響で心配なところはありましたが、4号路を無事に登ることができました。4号路入り口から細く道がなっていますが、昨年も登ったことも経験になっており、「全然大丈夫だね」とだいぶ余裕を見せるゆり組さん。周りの景色を見ながら「下が見えない」と言ったり「向こうに山が見える」と見つけると「ヤッホー」と叫んでみたり、順調な出だし。歩きながら「さんぽ」や「おおきな古時計」を歌いだし、すれ違う大人の方に「歌まで歌っちゃって、すごいわね」と驚かれる様子もありました。後ろを歩くきく組さんに「おーーい」と呼びかけて励ます姿もありました。 橋を渡るところも以前の記憶が残っていたようで「結構揺れるんだよね」「僕怖いんだ」という声も上がりましたが、渡ってみると「全然、大丈夫だね」とほっと胸をなでおろす子もいました。
橋を渡り終えたところで「ねぇ、まだ?」と前半飛ばした分の影響がちらほらでる子ども達。「まだ、半分にもきてないよ」というと「え!?」と驚きを隠せない様子。階段も登り、山の中腹につき、一旦休憩を取りました。疲れは出てきたようですが、お茶を飲んで元気を補充し再度山登りを始めました
頂上までの道のりは前半より厳しく、階段が多くなるので大人もきつい後半戦。山道を登り、階段を登り「あーきつい」と声が出る子ども達。登り終えた先にまた階段が見えると「まだ、あるの」「いつ、終わるの」という声が上がり始めた子ども達。一段登るごとの「はぁはぁ」と声をだしながら、登り切った子ども達!4号路を登り終えて、あとは頂上までの坂道を登るだけ・・・「まだ、あるの」と言いながらも、山道の険しさがなくなり、元気な声がまたでてきました。景色を楽しむ余裕もでてきたようで、木の間から見える物に「おぉーすごい」と改めて高いところに登ったことを実感したようです。
頂上・お弁当
頂上につくと安堵と達成感を感じたようで「ついたー」と喜ぶ子どもたち。
トイレ・手洗いを済ませ、お弁当タイム♪「いただきます」をしてお弁当箱を開くと「みて!〇〇はいってたよ!」「今日のデザートはなーんだ」と嬉しそうに見せてくれました。早起きして作ってくれたお弁当で子ども達のエネルギーも充電されました。
山頂散策
お弁当を食べてからは山頂付近を散策しました。ビジターセンターでは山の生態を学びました。においを嗅いで顔を歪めたり、ムササビの原寸大を持ったり、天狗の衣装を着たりと、存分に施設内のものを楽しみました。「また来たいね!」と、とても面白かったようですよ。
その後は、山頂の付近の散策。富士山が見える眺望台も今回は雲間があったため見えなかったですが、周りの景色を見て「すごいね」「ほんとはどこに富士山が見えるの?」と楽しむ姿がありました。散策の中で花を発見したり、虫を見つけて一喜一憂したりと楽しんでいました。
下山
しっかりと休みリフレッシュもして、薬王院コースを通って下山しました。下りのほうが楽だということも分かっているようで、意気揚々と歩く子ども達。歌も口ずさみ、すれ違う人には挨拶もしたり。
薬王院では天狗を見つけて、手を合わせたり、重い下駄を持ってみたり、天狗の腰かけ杉を見つけて「あれはなに」というと「天狗が腰を掛けて座る木だよ」と伝えると「え、天狗!?」「あ、今何か黄色いのが通った」と何かを発見した子ども達。天狗はいるんじゃないかと「天狗はどこにいるの」と信じたくないからこそ確認する子ども達でした。
帰りのケーブルカーでは乗る前に「なんだこの振動」と電車が来る揺れを感じ、新たな発見をしたり、「なんか耳が変だ」と気圧の変化に気づいたり、帰りのケーブルカーで座れ、外を見れたことや先頭で景色を見れたことなど一つ一つを楽しむ姿がありました。
バス
帰りのバスの中ではだいぶ疲れたようで、カーテンを閉めてあげるとすぐに眠りに入る、きく・ゆりさん。
ちゃんと下山できたことに安堵できたようでぐっすりと寝ていましたよ。あっという間に保育園につくと「え、もうついたの」「あー疲れた」と言いながらもの山を登ったという達成感に包まれた表情をしていました♪
保育園ではたくさんの先生がお出迎え♪「疲れたけど、楽しかった!」と楽しそうに話す子ども達。全員で登れたことが自信と良い経験になってくれたらと思います。たくさんの楽しかった思い出を経験画や生活発表でも聞いたり、見ることができました。保護者の方々もお忙しい中、数々の準備に協力してくださり、ありがとうございました。
次のイベントはみどりっこ劇場です!!保育園最後のみどりっこ、子ども達と楽しみながら、作り上げていこうとおもいます。