木々や花が芽吹き始める様子に、春の訪れを感じられる季節になりました。

　新型コロナウイルスに翻弄された令和２年度も残りわずか１ヵ月となりました。コロナ対策として様々な規制がかかる中でも行事の在り方を考え直し、本来の目的を見失うことなく形を変えて実施するなどをしてまいりました。子ども達が社会に出る際に“コロナのせいで”とマイナスに評価されてしまうことを何としても避けなければならないという想いから、規制がかかっている中で何ができるのかを模索し、工夫しながら１年間を過ごしてまいりました。保護者の皆様におかれましては、多岐にわたってご理解、ご協力賜りましたことを改めて厚く感謝申し上げます。

　さて、２月２４日（水）に実施されました令和２年度第３回フードドライブにつきまして、ご家庭に眠っている食品のご寄付にご協力下さいました保護者の皆様には、心より御礼申し上げます。次回は、令和３年度になりますので決定次第お知らせ致します。

　子ども達は、進級・就学に向けて気持ちが高まっていることと思います。また、同時に不安な気持ちが強まることで、情緒が不安定になることもあることと思います。環境の変化というものは、年齢を問わず人間にとって最も大きなストレスの要因の一つになります。園では、環境を少しずつ変化させることでできる限りストレス要因を小さくするよう努めていますが、クラスが変わるということに対する子ども達への精神的な負担は依然大きなものです。ご家庭におかれましても、子ども達の様子を丁寧に見て頂き、スキンシップを含めた子ども達が安心できるご対応をお願い致します。

令和3年3月1日 深大寺保育園 園長 田中賢介