照りつける日差しやセミの声に、いよいよ夏本番がやってきたと思わせられます。

　過去最も早い梅雨明けにより、6月下旬から猛暑日がしばらく続きましたが7月2週目あたりから、また梅雨に戻ってしまったかのように不安定な気候が続きました。

　新型コロナウイルスの感染拡大も第7波にまで来ました。今回、拡がりを見せているコロナウイルスは BA.5 と呼ばれるオミクロン株ですが、これまでのものよりも感染力が強いとされています。当園でも従来通 りの対策をとっていましたが、園内における感染拡大を防ぐことができずに保護者の皆様には、大変ご迷惑 をお掛けしました。今後の防疫対策強化のために、国立電気通信大学の先生に換気調査を依頼し、7月19日 (火)に調査を行って頂きました。その際に、保育室全般は必要以上の換気量が確保されているため、エア ロゾルによる感染拡大を恐れる必要はないとのご助言を頂きましたが、事務室の換気扇が故障のため一切換 気がされていなかったことも判明しました。これまで使用していなかった事務所内給湯室の換気扇が強力で あるため、対角線上の窓の開放との組み合わせで十分な換気量は確保できるとのことでした。後日、書面に よる調査結果を受けて環境改善に向けた計画を立てて参りますので、何卒、ご理解くださいますよう宜しく お願い致します。

　コロナウイルスが変異し、感染力が強まる一方ではありますが、以前お伝えしました通り、コロナにも今できる限りの対策を施したうえで何よりも熱中症予防対策に取り組むように致します。また、子ども達にとって夏にしかできない体験を重ねていくことも成長の過程において大変重要なことでありますし、大人にとっても夏休みやお盆等のプライベートを充実させることのできる貴重な機会です。コロナウイルスはこれまでのインフルエンザや風邪同様に、いつ、誰から、どのようにして感染したかということは殆どの場合において知り得ないことですので、コロナウイルスを必要以上に恐れることなく、また、これからも皆様にはご自身や周囲の方の感染を決して責めることなく見舞う気持ちを持って夏を楽しんで頂けるよう願っております。

令和4年8月1日 深大寺保育園 園長 田中賢介