今年は全国的に記録的な暖春だったそうで、すでに九州と四国では梅雨入りしています。季節の変化が速く３月の寒さから一足飛びで夏を迎えたようで、ほとんど春を楽しむことは出来ませんでした。
　先月は「はと組」にとって大切な経験となる地曳網遠足がありました。天候にも恵まれ昨年のような交通渋滞もなく、予定通り二宮の海岸につきました。ところが現地では波が高く漁師さんが船を出すまでに手間取り、最悪のケースが頭を過りましたが、なんとか地曳網を曳くことが出来ました。今年もモーターの力を借りず、子ども達が一生懸命網を引き揚げたところサバのこどもが上がり、姿形と大きさは良かったのですが、数が十分でなく、子ども達が群がり手掴みするとあっという間にバケツが空になってしまいました。
　魚を戻し、記念撮影をしてバケツを漁師さんの所へ持っていきましたが、これはおもちゃになっちゃったね、ということで料理の対象にならず、残念でしたが子ども達の口には入りませんでした。
　以前は、収穫を「しらすの釜茹で天日干し」や「イワシのてんぷら」にしてお弁当とともに食べることで食育にもなった地曳網ですが、気候の変化が魚にも影響をしているようです。
　これから１カ月ほど梅雨の季節で湿気の多い寝苦しい日が続きますが、保育園で元気に遊べるように、しっかりと「早寝・早起き・朝ごはん」で体調を整えてください。

平和保育園園長