9月園だよりで世界を襲う異常気象について触れましたが、その後の9日早朝に襲った台風15号はまた各地に想定外の被害をもたらしています。
　保育園でも屋上プールの日避けテントが飛ばされるというこれまでにない被害を受け、改めて異常気象による自然災害への備えを見直す必要を感じています。
　今回の台風では風による被害が甚大でしたが、台風の風速がまた想定外だったようです。千葉県や神奈川県の家屋倒壊・鉄塔倒壊の被害で建築基準法には風速基準というものがあることを知りましたが、その地域において過去の台風の記録から30ｍ/秒から46ｍ/秒の範囲内で定められているそうです。台風15号では千葉県で57.5ｍ/秒を記録しています。
　こうした自然の猛威を見て、板橋区私立園長会のなかで保育園の災害への対応も再検討しなければならないという意見が出ています。現状は自然災害の予報により学校や幼稚園が休校・休園になっても保育園は開園することになっていますが、職員の通勤或いは子ども達の登園が命に関わる危険な状況の中でも開園をしなければならないのか？事故が起きる前に結論を出すべきでしょう。
　今月は保護者の皆さんが楽しみにしている運動会が１２日（土）に開催されます。猛暑を乗り越え成長した姿を見ていただく良い機会ですので晴天を期待しています。

平和保育園園長