再び緊急事態宣言が発出されましたが、コロナ禍に気を取られて気が付かないうちに、つつじがあちこちで花を開いています。昨年の春を振り返ってみると、コロナ禍に対する恐怖心から人との接触を避けてなるべく外出を避けていたせいか、自然の移ろいに目が向きませんでした。1年を経て新型コロナ感染症に対する理解が進み、少し余裕が感じられます。

　昨年来、板橋区からは区内保育園でのコロナ陽性者発生の都度、報告が在りますが、保育園内のクラスターらしいケースは1件だけでした。そうした状況を鑑み、「経験の無いところに成長は無い」が保育を実践していくうえで基本と考えていますので、今年度は外部からの参加の無い、子ども達だけの行事は出来るだけ実施していくつもりです。

　まず、今月20日に「はと組」の地曳網がありますが、緊急事態宣言の延長がない限り、子ども達には漁師さんと一緒に地曳網を引き、獲れた海の魚を手づかみにする経験をしてもらいます。

　ただ現在、大阪を苦しめている感染力の強いコロナ変異種が東京でも蔓延し、乳幼児も容易に感染することが実証された場合は、昨年と同様に行事の企画変更、中止等がありうることをご容赦ください。

　蔓延防止等重点措置に続く3回目の緊急事態宣で自粛疲れも理解できますが、板橋区でも5月6日から75歳以上、20日から65歳以上、5月下旬以降64歳以下の方に接種券の送付が始るとのことでもう少しの辛抱です。感染防止に努めてご自身やご家族を守ってください。