いよいよ令和元年です。　昭和天皇の崩御により昭和から平成に元号が変わったときは異常なくらいの自粛ムードに包まれ、新しさや希望を感じるような雰囲気ではありませんでした。今回の新元号令和は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように」という意味を持つそうですし、何といっても生前退位・譲位による天皇陛下交代に伴う元号の変更ということで、新しい時代が始まる希望を感じます。
　新年度が始まって1ヶ月が経ちました。例年ですと進級・入園した子ども達もやっと環境に慣れてきたところですが、今年は４月２７日（土）を含めて１０連休の後の登園ということで、入園したばかりの子ども達にとっては慣れるまで少し時間が必要かもしれません。幸いなことに外遊びには最適な季節でもあり、登園の時には愚図ついても、仲間との外遊びで園での生活は楽しんでくれるはずです。
　この時期の乳児はまだまだ安定した環境で安心して過ごせることが大切ですが、幼児は新しい体験を求める欲求や好奇心が生まれてくる頃で、保育園ではそんな子供たちの気持ちを大切にしています。
　今月のはと組の地曳網遠足は家庭では中々体験できない、保育園だからこそ提供できる行事のひとつですが１６日に予定しています。漁師さんが砂浜から船を出して海を回って戻るまでを見守り、その後、一緒に地曳網を引きます。網を上げ、網の中の魚を嬉しそうに手づかみにする姿は地曳網ならではの体験です。
　「経験の無いところに成長は無い」をモットーに子どもたちの成長のお手伝いをしたいと考えています。

平和保育園園長