今年は6月に大阪北部地震、7月に西日本豪雨、9月3日の防災訓練の翌日に台風21号が上陸、その翌々日には北海道地震と続けざまに大きな自然災害が日本を襲っています。被災地の1日も早い復興を祈念しています。
　首都圏直下型地震や南海トラフに起因する地震や津波についてはこれまでも警鐘が鳴らされ対応も検討されていますが、大阪と北海道の地震については、一部の専門家がその存在は知っていても全く予測をしていなかった活断層のずれによる地震でした。特に北海道の地震では大雨の後の震度7という強震により、これまでに見たことのないような広範囲で地滑りが発生しています。さらに西日本豪雨と台風21号は事前の予報で警告をされていても、これまでの経験則では測れない雨量と強風に襲われ対応が十分に出来ませんでした。
　こうした自然の猛威を見ると、保育園での災害への対応も再検討しなければならない時期に来ているのではないかと思います。
　現状は自然災害の予報により学校や幼稚園が休校・休園になっても保育園は開園することになっています。しかし、現実に濁流が自動販売機や車を押し流し、強風で街路樹が根元から倒され、車が簡単に横倒しどころか回転して飛ばされていく映像を繰り返し見せられると、命にかかわるような災害が襲ってくるかもしれない状況で開園することが適切なのか改めて考えさせられます。どのような対応が可能なのか、行政とともに再検討していくことになるでしょう。
　今月は20日に運動会があります。この2年間、雨に降られて晴天の下での運動会が出来ませんでしたが、3年前、晴天の下での運動会に来場された板橋第八小学校の副校長先生が平和保育園の子どもたちの身体能力の高さに驚いています。
　子供たちが晴天の下、100％の力を発揮できることを期待しています。

平和保育園園長