先月16日の運動会は残念ながら園庭での開催になりました。
　ただ、狭い園庭の中でも一生懸命競技・演技に取り組む子ども達の姿を見て、私たち大人は何事をするにも、まず整った環境を求めますが、子ども達は与えられた環境の中で遊びや楽しみを見つけ、取り組む天才だということを改めて感じました。素晴らしい運動会だったと思います。
24日は赤塚の平山農園までお芋ほり遠足を行いました。今年は夏の猛暑、秋の日照不足でお芋が不出来という調布市内の園の報告もありましたが、かなり大きなお芋が収穫できて子ども達も大喜びでした。
　ここ数年、「これまで経験したことの無い」、「観測史上最大」、「想定外」等の形容のついた自然災害が度々日本を襲ってきましたが、板橋区の中でもこの富士見地区は関東ローム層の上の高台にあり、自然災害には比較的強いと考えていました。ところが、昨年関西地方を襲った台風21号の車も吹き飛ばすような暴風雨に自然災害の怖さを思い知らされました。
　13日（日）未明に日本を襲った台風19号がもたらした雨による広範囲の被害状況が分かるにつけ、板橋区が初めて出した12日（土）の区内運動会中止・保育所の休園依頼は「命を大切にする行動をとる。」ためには然るべき措置であったと考えています。
　今回は運動会が予定されていた土曜日のため休園も容易でしたが、今後、大きな自然災害に備えて平日でも休園を依頼する可能性があることをご承知おきください。

平和保育園園長