『今年は猛暑と豪雨の夏でした。 幸い東京は無事でしたが、北陸、東北地方は経験したことのない豪雨で農作物に甚大な被害を被っています。想定外の災害はいつ起きてもおかしくありません。』

　上記は昨年9月の園だよりです。北陸、東北地方を鳥取県に置き換えると、そのまま今年の夏になります。2019年の台風19号による全国的な水害も記憶に新しいところですが、もう夏の猛暑と豪雨による災害は何処にいても想定外とは言えません。地震についても備えが必要です。今年は関東大震災から100年目に当りますし、「M7クラスの地震が関東南部で発生する確率は今後30年間で70%」と注意喚起が為されてから既に十数年経過しています。首都直下地震は“待ったなし"です。 こうした災害に備え、毎年9月1日に防災引渡訓練を行っていますが、皆さんのご家庭でも災害に備えてどのような準備をするべきか、ご検討いただきたいと思います。

　保育園での災害発生時の手順は以下のようになりますので確認をお願いします。

　1.地震発生時にはガラスや物の落下による怪我に注意し、揺れが収まってから全園児を園庭に退避させます。
2.園舎の被災状況・安全を確認し、原則的には園舎で保護者の皆さんのお迎えがあるまで保育を行います。 園舎は東日本大震災の1か月前に耐震補強工事を終え、建物に被害はありませんでした。
3.園舎に問題が発見された場合にはフレンドセンターへ避難します。園からは緊急メールや門扉への掲示で避難場所をお知らせします。
4.保護者の皆さんは勤務先での指示に従い、道路状況等の安全を確認した後にお迎えに来ることになります。
5.保育園は園児全員のお迎えがあるまで子どもたちの保育を続けます。

　コロナ禍も落ち着き、復活した行事やイベントに参加される機会が多くなったと思いますが、防災引渡し訓練にも、是非、参加をお願いします。