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7月26日日に起きた障害者福祉施設での大量殺人。他にも『酒鬼薔薇聖斗』・『秋葉原通り魔事件』『佐世保女子高生殺人事件』他いろいろ思い出す事件があります。こんな事件が起きるとクローズアップされるのが親子関係です。
不登校・登校拒否児の問題や乳幼児の育ちも研究されている『広木克行』先生の著書にこんな文章が載っていました。
~ 親子関係の変質 「親和動機」と「達成動機」~
『子どもが育つ条件』(岩波新書 柏木恵子著)という本の中にとても大事なことが書かれています。「親和動機」「達成動機」についてです。 親和動機というのは人が自分をどう評価するかをいつも気にしながらその人の期待にこたえようとする動機です。 今から15年から20年前、教育者の中でこういう言葉がはやりました。早期教育がものすごい勢いではやり始めたころです。「上目遣いの子が増えたね」という言葉です。子どもたちが先生や大人たちの様子を上目遣いに見て、「今自分がやっていることは認められているかな」と様子を伺っています。そうやって上目遣いに大人の表情を見て、周囲の大人たちの期待を読み取りながらそれに合わせて行動していってしまいます。その動機に合わせて行動し続けていくと、何かが失われていきます。自分が何をしたいかがわからなくなってしまうのです。
反対に自分が何をしたいかという気持ちをつき出しながら動く子どもたちを達成動機、ものを達成する、達成動機を持った子どもたちといいます。 今この達成動機が崩れています。人から期待されるものに合わせて行動していくこと、こういう子どもたちをかっこつきで「よい子」と呼んできました。 要するに「よい子」が育つんです。親の言うことを聞く「よい子」。この「よい子」たちの苦しみが今青年期になってたくさんの問題を生んでいるのです。 「自分がわからない。何をしたいのか見えない」親和動機があまりにも大きくなってしまって、達成動機を育てることができなかった子どもの苦しみ。「何をしたいかわからない。どう生きたらいいかわからない」という子どもたちの苦しみがそういった中で育ってきてしまいました。 自分の位置はどうなのだろう?点数や序列を気にして遊びが失われ、子ども同士の関係が変質するだけではなくて、親子関係も変質することによって、子どもの中に育つ心が変わってきてしまいます。点数では見えないところ、活動を引き出す興味や好奇心そして達成感こそが子どもの育ちにとって大事なのです。
以上広木克行著『こどもは育ちなおしの名人』より抜粋
親は子どもの心のよりどころです。乳児期には、目をかけ・手をかけ大切に愛着関係を結ぶことで子どもの安心基地が作られます。幼児期になったら十分目をかけながら、少し離れ見守り、必要な手助けをしてあげる事が大事ではないでしょうか?学童期・思春期・青年期親と自律に向かい離れていきますが、良好な親子関係が出来ていれば、迷った時・悩んだときに親という安心基地に立ち寄ってまたしっかり歩んでいけるのではないでしょうか? 親子の良好な関係が出来ていれば、横道にそれても軌道修正が出来、こんな悲しい事件は減ってくるのではないかと思います。
7月29日(金)関東地方梅雨明け宣言翌日、絶好の天気に恵まれらいおんぐみのミニキャンプが実施されました。
今年度は、楽しい1日を過ごす事はもちろんの事、「みんなで作り上げるミニキャンプ」をテーマに年長の大切な活動の目安として保育・教育の指針にうたわれている共同活動(共通の目的達成のための協力・工夫)に力をいれました。
事前に子ども達にミニキャンプの流れを伝え、大事な夕飯のメニュー決めをしました。 もちろん子ども達が決めたのは、キャンプ定番のカレーです。他に唐揚げ・サラダのリクエストもあり、カレーは自分たちで、唐揚げとサラダは調理さんにお願いする事となりました。
29日は朝からはりきって各グループ近隣のスーパーに買い出しです。だれが何を買うとかどれが一番いいとか、小さなけんかもありましたが、自分たちで解決し買い物を楽しみました。
買い物最後にはサプライズで各チーム花火を一袋買える事になり、うれしさを爆発させていました。
午後はメインの夕食作り、野菜を切ったりする表情は真剣そのものでした。 カレーが煮えるまですいか割(残念命中したのは、たった一人)宝探し、いよいよ楽しみにしていたカレーの夕食に「おいしいね~!」の声がわきあがりました。お楽しみの花火でフィナーレとなった一日に、名残惜しそうにお迎えに来たお母さん・お父さんとかえっていきました。