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4月中頃~5月に下旬にかけて各クラス子ども達が午睡を行っている時間帯に懇談会を実施させていただいておりますが、多くの保護者の方にご参加いただき本当にありがとうございます。
保護者の方にとっては、参加しづらい時間帯とは思いますが、入園・進級という新しい環境が始まったばかりの子ども達への配慮もありこの時間帯にしている事ご理解いただけると幸いです。
懇談会の中で、園の保育についてお話をさせていただいておりますが、保育園の保育は基本的に『保育所保育指針』という国が示す方針に則って保育を進めていくようになっております。国が示す幼児(3才クラス~5才クラス)は教育の指針の下どの機関でも同じ教育が受けれるという事になっていますが、小学校のように教科書があり、その進め方が明確になっているわけでは無く、就学までに育って欲しい10の姿として示されています。
【就学までに育って欲しい10の姿】
◎健康な心と体
子どもが自ら健康で安全な生活を意識する。心と体を十分に使い、自分がやりたい事を思いきり楽しむ。
◎自立心
身の回りの環境に積極的に関わり、諦めずにやり遂げる達成感を味わう。
◎共同性
友達と協力し、イメージを共有しながら共に考えていく。言葉で自分の気持ちを伝え合う。
◎道徳性・規範意識の芽生え
ルールを守る必要性を理解する。相手の立場になって気持ちを考えたり共感したりする。
◎社会生活との関わり
家族や地域の人と関わり、地域社会にも関心の目を向ける。社会生活の中で役に立つ喜びを感じる。
◎思考力の芽生え
身近な環境に関わり、様子を観察したり予想したりする。友達と関わる中で異なる考えがある事に気付き、自分の考えをよりよい物に変えていこうとする。
◎自然との関わり・生命尊重
身近な自然物に関心を持ち、感動したり、命を尊ぶ。また、それらを言葉で表現できるようになる。
◎数量・図形、文字等への関心・感覚
遊びの中で、数量や図形、標識、文字に興味を持ち、豊かな感性と表現につなげていく。
◎言葉による伝えあい
絵本や紙芝居などの物語に親しみ、経験したことを言葉で表現する。 相手の話を聞き、言葉の伝え合いを楽しむ。
◎豊かな感性と表現
さまざまな事象に触れ、感動した事を表現する。また、友達の表現を見て、自分が感じた事を言葉で表現する。
幼児教育はテスト等目に見えて判断できる力ではなく、見えない力をいかに引き出し、伸ばしていくかが課題となっています。この力を育て伸ばすには大人の関わりがとても重要です。同じポイントを一緒に押さえていけるといいですね。
◎転ばぬ先の杖にならない。・・・ 失敗する経験を大切に見守り、支えましょう。
◎子どもが大切に愛されていると感じる瞬間をたくさん作っていきましょう。(自己肯定感が大切です)
◎子どもの疑問に即答しない。「どうしてかな?」「どう思う?」疑問符には疑問符で一緒に答えを探しましょう。答えは決して一つではない事に気付けたら互いに楽しいですよ。