2024年度 3月 2月 1月 12月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1月平成29年1月4日
新年明けましておめでとうございます。新しい年を迎えるという事は、生活や気持ちに区切りをつけ心新たにスタートをするための大切な正月のしきたりが各家庭にある事と思います。園では6日に『お正月の会』を行い、干支のいわれや、正月の遊びを紹介していきます。今年も節分・ひなまつり・子どもの日など日本の伝統行事を子ども達に伝えていきます。近年家族総出で準備をし、正月を祝う事が減ってきているように感じます。ご家庭でも生活行事を親子で楽しみながら親子の絆を深めていけるといいですね。
園長 横倉 幸子

睡眠のリズムを整えましょう!
『師走・・お坊さんも走るほど忙しい』とのいわれがあるほど忙しい年末は、どうしても親子共に寝不足になりがちです。また年始も楽しさのあまりそのまま寝不足継続中といった悪循環に落ちいっていませんか?
三が日もあけました。生活のリズムの立て直しをしてみましょう。
- なんで寝なくちゃいけないの?寝ている間に何がおきてるの?
それは「疲れ」を回復させるためです。
大人も子どもも、動いたり考えたりする際に、体の筋肉や脳の神経を使っています。そうした活動によってエネルギーが消費され、傷ついた身体の細胞組織を睡眠によって回復させているからです。
〇頭や体が疲れて思うように動かなくなります。
〇病気にかかるリスクが高まる事が、数々の医学論文から明らかになっているそうです。
〇睡眠不足は、大脳皮質の制御が効きにくくなり、(7時間の睡眠が必要な人が2時間睡眠が足りないと、ほろ酔い加減の脳と同じくらいの働きしかできなくなるそうです。)注意散漫になったり、多動になったりします。
「気が散りやすい」「落ち着きがない」「切れやすい」といった言葉に象徴される現象が出やすくなるようです。
※大人の睡眠不足は、高血圧・糖尿病・感染症・アルツハイマーなどの発症リスクが高まるそうです。
下記に必要と考えられている年齢別睡眠時間を記しました。親子共に睡眠時間が足りていますか?
年齢 |
必要な睡眠時間 |
新生児(0~3ヶ月) |
14~17 |
乳児(4~11ヶ月) |
12~15 |
幼児(1~2歳) |
11~14 |
学童前期(3~5歳) |
10~13 |
学童期(6~13歳) |
9~11 |
ティーンエイジャー(14~17歳) |
8~11 |
大人(18~25歳) |
7~9 |
大人(26~64歳) |
7~9 |
高齢者(65歳~) |
7~8 |
上記の表でもわかるように、子どもは夜の睡眠プラスが必要です。特に3~4歳までは、脳・神経系など覚醒機能がずっと起きている事ができず、「多層性睡眠」といって途中で睡眠をとる必要があるので、昼寝は大切です。
5・6歳になると覚醒の神経系が発達してくるので、夜の睡眠が十分満たされている場合は、昼寝の必要が無くなってきますが、夜の睡眠が足りていない子にとっては、まだまだ昼寝は不可欠です。
小学生以上~大人までは、日中や夕方本当に眠いと感じた時には15分程座って仮眠をとる事で脳の機能が回復しパフォーマンスがアップするそうです。30分以上寝てしまうと深い睡眠に入ってしまい逆効果になるそうなので、注意して下さいね。
〇「睡眠日誌」で起床・就寝時間を記録を付けて家族の睡眠時間を知る事で改善につなげる事が出来るそうです。
〇生活リズムを整えるためには朝・夕の食事時間を決めて規則正しい食習慣を作る事を心がけるようにしましょう。
早く寝かせたいと焦って「早く寝なさい」と強い口調でいうと寝る事へのマイナスイメージにつながります。
お休みの儀式(照明を暗くする・おやすみのあいさつをするetc.)をする、ゆったりとした口調で静かな内容の絵本を読んでみるなど興奮させない工夫をしてみてはいかがでしょうか