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62022年6月1日

 コロナ禍で2年間実施できていなかったクラス懇談会を、4月中頃よりクラス毎に実施し、6月3日のぱんだ組を最後に終了いたします。コロナ感染に配慮しながらの開催となり、本来であれば園の保育運営をお伝えすると共に、保護者の方の交流の場として設けていた時間が取れない事はとても残念です。しかし実際に足を運んでいただいた事で、クラスの保護者の方の雰囲気や、同じ時間帯で退場された方のお子さんと保護者の方の顔が結びつくといった効果はあったのかな?と思っています。リモートでの懇談会という方法もあったのですが、最近になりようやく私達職員もリモート研修に慣れ始めた所で、こちらから招集して開催する事に不慣れなため今回は見送りました。これからこの辺の課題もクリアできればと思っていますが、できる事ならば以前のようにマスクを外し対面で話したり、笑ったり、おやつの試食をしていただいたり、肌で感じあえる保護者会が来る日を望んで止みません。問診票をお持ちいただいたり、時間差での退場に協力いただきました事、またお忙しい中たくさんの方にご参加いただきました事大変感謝しております。

園長 横倉 幸子


今月のエピソード【うさぎ組のT君】

 木の枝や葉っぱ、小石、木の実などを拾い集めるのが好きなTちゃん。拾った物をカップに入れて楽しんでいた友達や保育者が、ダンゴムシを探しているのに気付き、「見せて」という表情で保育者の傍によってきました。「見てみる?」とダンゴムシを見せてあげると、入れてというような仕草でカップを差し出してきたので、カップにダンゴム虫を入れてあげると、ダンゴ虫をじっくりと眺め、その後同じクラスのHちゃんとダンゴ虫のカップに葉っぱを細かくちぎって入れ楽しんでいました。しばらくして再びカップを保育者の元に持ってくると、カップを差し出し「おーち!おーち!」とこれ見てと言わんばかりに伝えてくれるので、「おうち?ダンゴ虫のおうちなの?」と聞き返すと嬉しそうに笑い、「素敵なおうちができたね」と言葉を添えると、自分の思いが伝わったという満足そうな笑顔をみせてくれたT君でした。T君なりにおうちのつもりのイメージが膨らんできているんだなと成長を感じた場面でした。

こんな時大人がしっかりと思いを汲み取り共感する事を大切にしたいと思いました。

防犯訓練実施しました

 5月26日(木)の子ども達が園庭で遊んでる時間帯に不審者がやってきた事を想定した“防犯訓練”を行いました。不審者に対応している職員以外は子ども達を室内に誘導しますが、訓練といいつつも、緊張した面持ちの職員の空気を察して入室する子ども達です。しかし中には、保育者に促されても「なに?」といった感じでだいぶ遅れて入室した子も数名いました。

不審者役はもちろん保育者ですが、不審者に変装しているので、防犯訓練中のプレートを付けて、通報されないよう注意しながらの名演技でした。

危険から身を守る大切な訓練です。

子育てサプリメント Part1 『佐々木 正美先生の子育て』

 佐々木正美せんせいは、児童精神科医のパイオニアとして、子育てについて多くのアドバイスをされてこられましたが、残念な事に2017年に81歳で他界されました。
先生のメッセージをご紹介します。

“子育てにおいても、夫婦関係においても、「人間のできることの容量は決まっている」

 私達夫婦には3人の息子がいます。子育てにおいて妻はどちらかというと、最初の頃は子どもに対して厳しく注意をするタイプの母親でした。私は精神医学の立場から、子どものありのままを容認する重要性を妻に説きました。

子どもの言うことは何でも聞いてやりたいと考えていたので、子育てについて何度もぶつかり合いがありました。

二人の想いがくい違うとき、いつも頭に留めておいたことは、「人間のできることの容量は決まっている」ということです。

例えば3人の息子たちのうち、さほど勉強しなくてもテストでいい成績が取れる子もいれば、勉強をしていてもあまり成績が取れない子もいましたが、私達は「あの子は勉強はできるけど、片付けが苦手だね。この子は勉強はできないけど、絵が上手だね」というように考えて接するようにしてきたのです。

そんなふうに夫婦で話し合う事で、子どものいいところを見逃さず、そして自分だけの物差しにあてはめるような見方にならないよう、ふたりの価値観のバランスを取ってきました。

夫婦も同じです。お互いできることを認め、できないこと足りないものは補い合う。そういう気持ちで向きあって、何でも話し合ってきました。子育てにおいては、私は理論の部分を担い、妻はそれを実践するというような関係性だったと思います。もちろん、互いにそれなりの努力や協力をし合ってきたと思います。

しかし、それが特別に苦痛なくできたということは、やはり相性がよかったからでしょう。妻に対しては年を経るごとに感謝の気持ちが大きくなるばかりです。

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